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専門用語は相手を不安にさせているらしい…。

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デザイナーってどんな人

2016.0607

フリーランスのデザイナーになってわかったこと。
専門用語は相手を不安にさせているらしい…。

デザイン依頼に不安を感じているご依頼主様にむけたブログです。

宮城県仙南でフリーランスデザイナーをしているPirca.net(ピリカネット)です。
このブログはデザイン依頼の経験が少ないご依頼主様に向けたブログです。
初めてデザインを依頼する時に感じる不安(デザインがわからない、デザイナーってどんな人、頼み方がわからないなど)を少しでも取り除き、ご依頼主様とデザイナーが良い関係を築くお手伝いができれば良いなと考えています。

  • あくまでPirca.net個人の意見です。他のデザイナーさんとは考え方が異なる場合もあります。
  • すでにデザイナーとして活動されている人や、デザイナーを目指している人にはお役に立たない内容だと思います。

専門用語があたり前だった会社員時代

会社員としてデザイナーをしていた頃は、クライアントに会う機会はほぼありませんでした。
クライアントとのやり取りの窓口は営業さんやディレクターさんです。
事実上、私の仕事相手は同僚のディレクターさんでした。

同業者や同僚と仕事の会話をする時は「専門用語」を使います。
専門用語のほうが業務内容や状況を的確に伝えることができて、仕事がスムーズだからです。

専門用語では伝わらなくなったフリーランス

フリーランスになってからは、窓口も制作作業もすべて自分で担当しなければいけません。
クライアントの希望を聞き、自分なりに理解・解釈して、デザイン作業を行います。
場合によっては、クライアントに写真や原稿の依頼をすることもあります。

  • 「高解像度のJPEG(jpg)を送ってください」
  • 「ロゴのイラレデータはお持ちですか?」
  • 「どのブラウザをお使いですか?」
  • 「校正をお願いします」

会社員の頃と同じようにクライアントに伝えてしまったことが何度かありました。
大抵の場合、皆さん困惑混じりの顔になります。
会話の意味がわからなくなってきたぞ、と。

その顔はまるで、東京暮らしの頃につい方言を使ってしまった時の、相手の顔に似ています。地元ではあたり前だった言葉も、場所が変われば伝わらない言葉になってしまう…

お互いに分かり合える言葉で

専門用語がわからないことも、専門用語を使うことも、どちらも悪いことではありません。
ですが、意思疎通を図るには、お互いに理解し合える言葉が必要です。

デザイナーとしては、専門用語を一般的な言葉に置き換えて説明をすることを心がけています。

それでも、どうしても専門用語が必要な場合があります。
他の言葉に置き換えることができない固有名詞があるからです。

例えば「JPEG(jpg)」

「.jpg」は写真データの拡張子です。
スマートフォンなどで撮った写真のファイル名は「xxxxx.jpg」で保存されていると思います。
こういった固有名詞は、別の言葉で言い換えるよりも説明して用語を覚えていただいたほうが、その後のやり取りが楽になると思います。

私もどうしても専門用語が必要な場合は、できるかぎり説明をして使いたいと思います。
それでも時々、つい専門用語を使ってしまうことがあります。

正直なのところ、今まであたり前に使いすぎていて、専門用語だという意識がないままに使っている言葉がたくさんあるのです。
ご依頼主様と話していて初めて「そっか!これも専門用語だったんだ!」と気づかされます。
けして業界人ぶったり、ご依頼主様を困らせたいわけではないのです。

もし、デザイナーと話しをしていてわからない言葉が飛び出してきたら、その時は遠慮なく質問してください。

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