小規模事業者持続化補助金を振り返って
平成29年度補正予算「小規模事業者持続化補助金(小規模事業者支援パッケージ事業)」の公募が開始されました。
私も一年前、28年度補正予算の小規模事業者持続化補助金に採択されました。
クライアントが補助金や助成金を利用してホームページやパンフレットを作るときに、お手伝いをさせていただくことはあっても、私自身が補助金を利用するのは初めての体験でした。
申請書類作成から事業の実行、報告書作成や実際に補助金が支給されるまで、それぞれの段階で苦労や後悔がありました。
その一連を改めて振り返ってみたいと思います。
申請のきっかけ
平成28年12月、地元商工会主催のセミナーに参加し、職員の方から小規模事業者持続化補助金の申請を勧められました。
「補助金=書類が面倒」のイメージだし、そもそも私みないなもんが採択されるわけがない。
そう思いつつも「補助金額最大50万円」というのは、個人事業主には大変ありがたい金額です。
ダメで元々、出すだけ出してみようかなと思いました。
申請作成
小規模事業者持続化補助金の申請では、「自分がどんな事業をしていて、さらに売り上げを伸ばすために新しい取り組みを考えているので、その実現のためにぜひ補助金で支援してください!」ということをしっかり伝えるために書類を作成します。
主に以下のような内容をまとめて書類として作成します。
- 企業概要(事業紹介)
- 市場動向
- 自社の強み
- 今後のプラン
- 具体的な実行内容と費用
そして「私の仕事はこれです!」と自社の事業をしっかり明文化できていないことに、漠然と不安を持っていました。商工会のセミナーに参加したのもそれが動機です。それから、やろうやろうと思っていてやっていなかったことがもう一つありました。
「自社の販促ツール制作」
お客様のパンフレットやチラシを作る仕事をしているのに、自分の販促ツールは名刺とホームページしかない。
名刺を渡して「ホームページをみてください」とお伝えするものの、名刺入れに入っちゃったらなかなか見てはもらえないものです。補助金の申請書類を作成することで、これまで怠っていた事業計画を作りに目を向けよう!
もし補助金に採択されたならその資金で自社パンフレットやチラシを作ろう!
ダメならダメでいいじゃない!
そんな気持ちで小規模事業者持続化補助金を申請してみることにしました。
公募要領をしっかり読んで書類作成
公募要領はけっこうページ数がありました。
ですが、記入例や対象となる費用項目が細かく書かれていたので、書類作成にとても役立ちます。
イラストや写真を使ったわかりやすい書類を
ネット検索すると、「申請書類の書き方の例」やポイントを親切に解説してくれているサイトがいくつも出てきます。 記入例を見ると事業紹介や新規事情計画は文章だけでなく、写真やイラストも使って視覚的にわかりやすくすることがポイントの一つのようです。
商工会へ相談
頭の中で考えていたことを文章にするのは難しいですね。回りくどく書いていたり、わかりきったことだからと説明を省きすぎて伝わりにくくなっていたり。
わたしも、何度か商工会へ相談に行き、書いた文章を商工会の担当者に読んでもらいました。
自分の意図と異なる伝わり方をしていたり、自分では気づかなかった新たな方向性が見つかったり、「第三者」の目を通すことで、気づけたことがたくさんあります。
続きは、また明日!