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2018.0421

「小規模事業者持続化補助金」申請・採択から受給までの反省(2)

小規模事業者持続化補助金の採択から受給まで

公募締め切りギリギリで提出した「小規模事業者持続化補助金」。
採択結果は、まずWEBサイトで公開されます。3月中旬ごろに発表されるらしいとは聞いたものの、具体的な日付はわかりません。
3月10日を過ぎたころから、ひそかに商工会のサイトをチェックしていました。

採択結果

採択者が決定し、いざ発表ページを見みてみたものの私の名前はありません。ダメ元で応募した小規模事業者持続化補助金でしたが、どこかで期待している自分もいました。
でも、私がお世話になっているクライアントさんは採択されていたので、それは良かった良かった!

ところが、知り合いの方から「採択おめでとう」の連絡が来ました。

「?」

採択者リストを何度見直しても私の名前はありません。
ちょっと何言ってるかわからない。
あの人はカン違いをしているのかしら・・・

あ!カン違いしているのは私だ!

私が見ていた採択者リストは「商工会議所」のものだったのです。
私がお世話になっているのは「商工会」です。改めて商工会のサイトで採択リストを確認したら、ありました。

後日、正式に採択決定の書類が届きました。

事業の実行

やったー!採択された!・・・でも、どうしよう。

ダメ元で出した申請書には、「いざ実行したら大変だろうな」と思うような計画ばかりを書いていたのです。
採択されたからそれらを実行しないといけません。

改めて事業計画立て直したい。
試しに商工会で計画変更できるのか聞いてみたら、できなくはないけど補助金申請と同じくらい大変な申請書を書いて提出し、場合によっては採択不可になることもあるらしい。

事業変更には、また書類が必要なのか。
ここは大人しく、当初の計画をとにかくこなすことにしました。

とはいえ、通常の業務に加えて新しい作業が増えるので、全然計画通りに進まず、対象期間締め切りの12月ギリギリまで、急か急かと慣れない新事業に取り組みました。

支払いは銀行振込で

これ重要。商工会の方にも何度も何度も言われました。

実際には、旅費など条件付きで現金払いができたり、クレジットカードでの支払いも可能なのですが、クレジット決済をした日ではなく、そのクレジット会社から銀行引き落としがされた日が「支払日」とされるため、年末近くにクレジットで支払った場合、引き落としが年明けになると補助金申請の対象外になってしまうのです。

補助金利用の先輩談でも、うっかり現金払いにしてしまった費用があったらしく、12月末の報告書提出時にとても大変な思いをしたそうです。

「小規模事業者持続化補助金の支払いは銀行振込で」
これは鉄の掟です。

報告書作成

対象期間が終わったら、今度は報告書作成です。

各経理書類の日付に注意

使った費用の「見積書」「発注書」「納品書」「請求書」「振込控え」を一通り揃えます。
「振込控え」は紛失しがちなので要注意です。

そして各書類の発行日の整合性が取れていることも要確認。
この日付のことで私は何度か商工会に呼び出されました。

基本的に各書類の日付の時間の流れは、見積書→発注書→納品書→請求書→振込日でなければいけません。(納品書と請求書についてはが同じ日でもOK)

私の失敗:請求書や見積書を再発行してもらうことに…

とある業者さんの請求書は、実際に書類が発行された日ではなく「支払い期限日」が請求書発行日になっていたのです。

私のように臆病な人間は、期限前に支払わねば怒られると勝手に怯えているので、請求書が届いてすぐに振込をしました。

そうしたら「納品書→振込日→請求書」という結果に。
請求書が発行される前に支払っちゃた人になってしまいました。

この業者を使っていた人は、私以外にも居たらしく、皆さん「支払い期限」ではなく「発行日」で印字された請求書の再発行を依頼することになりました。

せめて、請求日と振込日が同日だったらセーフだったのですが、「支払い遅れたらイカン!」という思いが裏目に出てしまいました。

経理系の書類の他に、ポスティングをした場合は配布地域のリストが必要だったり、チラシを手渡しした人がいれば、その人達のリストを作ったり、とにかく報告書はWordとExcelに向き合う時間でした。

データを作って印刷しては、間違いを見つけてデータを直し、再度印刷。この繰り返しで、A4用紙を大量に消費したのも悲しい思い出です。

成果は「具体的な数字」で報告

報告書は何にいくら使ったのかだけではなく、補助金を使って実行した事業でどんな成果が出たのかもしっかり報告しないと、受理してもらえません。
補助金で実行した事業で「お問い合わせが20件増えた」とか、「来客が昨年度より10%アップした」など具体的な数字で表現しましょう。

受給金の振込は3月中旬でした

報告書の提出が終わって受理され、補助金額が確定したのが2月中頃。そして実際に補助金が振り込まれたは3月中旬。
補助金が採択されてから受給まで、丸1年かかりました。
その前の申請書類作成を含めると、1年3ヶ月近く。
長かった・・・。

でも、補助金が振り込まれたのを確認して、思わずニンマリしちゃう私です。

今後に向けて

計画通りに実行して成果が出た事業、やるだけやったけどイマイチだった事業、着手できなかった事業それぞれ反省点もありました。

再度、小規模事業者持続化補助金にチャレンジするときは、今回の良い点・反省点を生かして、もっと有意義な計画を立てたいです。
書類の書き方やポイントもわかってきたし。

一番の収穫は「補助金申請」を体験できたことでした。
私のクライアントにも補助金を利用される方がたくさんいらっしゃいます。
その中でも小規模事業持続化補助金の狙う方が多く、その分倍率は上がって採択は狭き門です。

申請書類や事業の実行、報告書の作成をサポートしてくれるお仕事の方もいます。
パソコンに不慣れな方はとても助かりますね。

今回私は商工会のアドバイスのもと、申請書類も、事業の実行も、報告書作成も自分で賄うことで、書類作成や事業実行時の注意点やポイントを把握することができました。
補助金を利用されるクライアントの苦労も、自分のこととして共感することができるようになり、申請や事業実行時に、経験を踏まえて微力ながらアドバイスもできると思います。

そのこと自体が、私の事業に良い効果をもららしてくれると思います。

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